DISMコマンドが62.3%で止まる進まない問題が解決した話

Windows11でDISMコマンドが62.3%で止まる進まない不具合を解決できた話 ネットやパソコンについての勉強メモ

Windows11でシステムファイルチェッカーツールの

DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth

というDISMコマンドが62.3%で止まってしまい進まなくなって完了できないことを解決できた話です。

普段なら数分で完了していたDISMコマンドが、何度やっても30分くらい待っても必ず62.3%で止まってしまう状態でした。

しかし、なぜ62.3%で止まるようになってしまったのか原因や対策は環境によって異なるという可能性もあるので、私の環境における個人の日記として読んでくださいますようお願い申し上げます。この記事に書いた方法では解決しない環境もあるかもしれません。

又、私はWindows11を2台所持していますが、2台とも62.3で止まる問題が発生して、2台とも解決しました。その話をこの記事に書きます。

今まで私は、家電量販店かメーカー公式HPでパソコンを買ったら特に大きな不具合はなくサポート終了の日までそのまま使ってきて、壊れたのではなくWindows8.1やWindows10のようにWindowsのサポートが終了するから新しいパソコンに買い替えてきました。

特にパソコンに詳しいわけではない私は、よほどのことがない限りは「上書きインストール、再インストール、クリーンインストール、初期化、工場出荷時の状態に戻す」という方法は使いたくないので、それら以外の方法での解決方法です。

解決方法というよりも、元々不具合ではなかったのではないかという可能性も考えています。

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何をきっかけにDISMが62.3%で止まるようになったのか

何が原因かまではわからないのですが、DISMが62.3%で止まるようになってしまったことに気づく直前の操作はWindows Updateです。下記の二つをアップデートしてWindowsの更新をしました。

  • 2025-04 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 24H2 の累積更新プログラム (KB5055523)
  • 2025-04 .NET Framework 3.5 および 4.8.1 の累積的な更新プログラム (x64 向け Windows 11, version 24H2 用) (KB5054979)

しかし、SNSやインターネットで検索をすると2024年の時点でもDISMコマンドが62.3%で止まる不具合報告が一定数見られ、今回アップデートした内容が不具合に繋がったというわけではないように感じます。何をしたからこの不具合が起きたというわけでもなく、DISMコマンドが62.3%で止まる現象はWindows11を使用している環境で多く見られる現象のようです。

Windows Updateやドライバーの更新などパソコンのシステムを何かを更新した時に私は、Windows11の場合はデスクトップ画面左下にあるWindowsマークを右クリック→ターミナル(管理者)を開いて、以下の2つのシステムファイルチェッカーコマンドを実行しています。(Windows10の場合は、デスクトップ画面左下にあるWindowsマークを右クリック→「Windows PowerShell(管理者)」が同じ機能です。)

sfc /scannow

DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth

システムの破損の検出と修正をするコマンドです。

Windowsの更新を繰り返すうちに知らぬ間に不具合が発生するリスクを軽減するために、Windowsのパソコンで何かをアップデートした時には、こちらのコマンドを実行しています。

今回もWindows Updateを実地したので、それに伴いシステムファイルチェッカーツールを実行したところ、DISMコマンドが必ず62.3%で止まってしまい完了できないことに気づきました。

DISMコマンドが止まる、進まない、終わらない時はどうしたら良いのか

それまでは数分で完了していて中断したことがなかったのでDISMコマンドを実行してから途中でやめてもいいのだろうかと心配だったのですが

DISMコマンドが途中で止まって終わらない時にはターミナルのウインドウ右上にあるバツ印で閉じて、パソコンを再起動または、事務作業など他にやることがあるのであれば作業はそのまま続けてパソコンを終了する時にshift+再起動(パソコンを正式に終了して電源OFFにする方法です)をすれば問題ありません。

ターミナルのウインドウをバツ印で閉じることもしないでパソコンの電源を切ったり、再起動中に「更新中です」と表示されているのに強制的に電源ボタン長押しで電源を落とすなど、何かをしている途中に無理矢理電源を切るようなことをしなければ特に心配する点はありません。

一台目のパソコンは再起動と更新によってDISMコマンドが100%完了するようになった

Windows Updateの後、私の習慣であるシステムスキャンを行うために

sfc /scannowを実行したところ「Windowsリソース保護により、破損したファイルが見つかり、それらは正常に修復されました。」と表示されてエラーはあったのですがシステムファイルチェッカーツールにより修復されたのでsfc /scannowはこれで問題なく完了しました。

その後、もう一つのシステムファイルチェッカーコマンドであるDISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealthを実行したところ、62.3%で止まってしまいます。

ターミナルのウインドウの右上にあるバツ印で閉じて、もう一度行っても必ず62.3%で止まってしまいます。以前なら数分で終わっていたのですが30分待っても完了できないのでターミナルをバツ印で閉じてパソコンを再起動したところ、

既にWindows Updateは更新後の再起動も含めて完了していて、何もWindowsの更新はしていないはずなのに「更新が進行中です。コンピューターの電源を入れたままにしてください」と表示されて何かを更新しています。画面の指示の通り、更新が終わって再起動が完了するまでパソコンには手を触れず、何も操作せずに自然に再起動が完了することを待ちました。

再起動が完了して、もう一度sfc /scannowを実行したところ、こちらは「Windowsリソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。」と表示されて何もエラーは検出されませんでした。

その後に再度、DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealthを実行したところ、今度は何時間でも待つつもりで席を外していて画面を見ていなかったのですが、数分であっさりと100%まで完了していました。念のためその後もう一度DISMコマンドを実行したのですが100%まで進んで完了できました。更に念のため再起動してもう一度DISMコマンドを実行したのですが、それでも100%まで完了できたので、1台目のパソコンに関してはこれで解決とします。1台目のパソコンは最初からWindows11の状態で購入したパソコンです。(Windows10から11に自分でアップグレードしたものではなく新品の状態でWindows11として発売されたものをメーカー公式ショップから購入したパソコンです。)

二台目のパソコンは何度かDISMコマンドと再起動を繰り返すことで62.3%で止まる問題が解決した

DISMコマンドが途中で止まる原因にはあまり関係ないと思いますが二台目のパソコンは購入時はWindows10だったものを自分でアップグレードしてWindows11にしたものです。

二代目のパソコンもWindows UpdateでWindowsの更新後にシステムファイルチェッカーツールを実行して、sfc /scannowは「Windowsリソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。」と表示されて何もエラーなく完了できたのですが、DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealthを実行すると62.3%で止まってしまいます。

一台目がそうであったように二台目のパソコンもターミナルのウインドウをバツ印で閉じて再起動をすれば改善するのではないかと考えて再起動をした時に、一台目のパソコンの時と同じように(Windows Updateは更新後の再起動も含めて完了しているので)何も更新はないはずなのに「更新が進行中です。コンピューターの電源を入れたままにしてください」と表示されました。画面の指示に従ってパソコンには手を触れずに自然に再起動が完了するまで待ちました。再起動によりパソコンが立ち上がってから、もう一度DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealthを実行したしたところ、一台目のパソコンの時とは違って62.3%で止まる不具合が改善されていません。

DISMコマンドを中断すると再起動した時に更新が始まる

Windows11でシステムファイルチェッカーツールのDISMコマンドが完了できなくて中断すると再起動した時にWindowsの更新が始まる

どうやら、DISMコマンドが終わらないからターミナルのウインドウをバツ印で閉じてWindowsを再起動すると、Windowsの更新としては何も更新がないはずなのに、再起動(またはshift+再起動で電源オフ)した時に「更新が進行中です。コンピューターの電源を入れたままにしてください」と表示されて更新が始まるようです。その根拠は、DISMコマンドを中断して再起動して更新が始まって更新が完了して再起動した後にDISMコマンドを行わずに再起動(またはshift+再起動でパソコンを終了)した時には更新は無く、ただ再起動だけをすることができました。

DISMコマンドを中断して再起動した場合、何か必要な操作があって自動的にWindows側が何か操作をした結果、更新が始まるので、これで正常な動作なのだと思います。

DISMコマンドの中断とWindowsの再起動と更新を繰り返していたらDISMコマンドを100%完了できるようになっていた

一台目のパソコンではDISMコマンドが62.3%で止まったのでバツ印でターミナルのウインドウを閉じてDISMコマンドを中断した後にパソコンを再起動したら「更新が進行中です。コンピューターの電源を入れたままにしてください」と表示されたので、更新の完了を待って再起動をした後にもう一度DISMコマンドを実行したら100%完了できるようになっていました。

しかし、二台目のパソコンは一台目のパソコンと同じ経緯を辿っても62.3%で止まる不具合が改善されていなかったのですが、なんだかよくわからない理由で解決したのです。以下に続きます。

一度の再起動と更新では解決できなかったDISMコマンドが62.3%で止まる問題が解決した経緯

二台目のパソコンは何をどうやったら改善したのか、以下に経緯をそのまま書くので長くなりますが、もし良かったら読んでください。

  1. 二台目のパソコンではDISMコマンドが62.3%で止まって、30分程度待ったが完了しないからターミナルのウインドウの右上にあるバツ印で閉じてDISMコマンドを中断してWindowsを再起動したところ「更新が進行中です。コンピューターの電源を入れたままにしてください」と表示されたので更新と再起動の完了を何もしないでただ待った
  2. 再起動後にもう一度DISMコマンドを実行したが62.3%から進まないのでDISMコマンドを中断してパソコンの再起動すると、また「更新が進行中です。コンピューターの電源を入れたままにしてください」と表示されて画面の指示に従い自動的に再起動されることを待った
  3. 再起動によりパソコンが立ち上がった後に、DISMコマンドを実行しないでパソコンを再起動してみたところ、DISMコマンドを実行しなければ再起動時に更新は無く、再起動のみになることを確認した
  4. 再びDISMコマンドを行い62.3%で止まったから中断してパソコンを再起動したところ、やはり「更新が進行中です。コンピューターの電源を入れたままにしてください」と表示されたので、何も操作せずに更新と再起動を待って再起動が完了した
  5. もう疲れたのでDISMコマンドには手をつけず、shift+再起動(キーボードのshiftボタンを押しながらパソコンの画面上で再起動を選択する)という正式にパソコンの電源を切る方法でパソコンを終了した
  6. その後、しばらく時間が経ってから「ただ時間がかかっているだけ」という可能性を確認したくて何時間かかってもいいという気持ちでDISMコマンドを実行し、多分そう簡単には終わらないし時間がかかるだろうと思って席を外して画面を見ていなかったのですが、予想外に数分で100%に完了していて、もう一度DISMコマンドを実行したがやはり数分で100%に完了するようになっていた
  7. 再起動してもう一度DISMコマンドを実行したが数分で100%に完了したので、これで解決とする。

という経緯を辿りました。又、DISMコマンドを100%完了できるようになってからはWindowsの更新は何もないはずなのにパソコンの再起動時に更新が始まる現象も起こらなくなりました。

DISMコマンドが62.3%で止まることは不具合ではない可能性を考える

いつもはDISMコマンドを行った時に数分で完了していました。

今回は30分くらい待っても62.3%で止まったままだったのでシステムファイルチェッカーツールのDISMコマンドが「止まった、進まない、終わらない、問題や不具合が起きている」と感じましたが、実は問題が起きているのではなくて、これで正常であり時間がかかっているだけではないのかという可能性を考えています。

DISMコマンドを100%完了できるようになった今、DISMコマンドを実行すると50%くらいまではサクサクと進んで50%から60%くらいまでが0.1%ずつしか進まないような非常に遅い速度に感じて、そして60%を過ぎたと思ったら一瞬で100%になって完了します。今後Windowsの更新などによってパソコンの環境が変わったら違ってくるのかもしれませんが今のところは数回やってみても同じような進み方をします。

62.3%というのはあくまで進行度の目安であって、本当に今何割くらいDISMコマンドが進んでいるのかはわからなくて、62.3%で止まっているように見えることも表示上の問題なのかもしれません。

止まっているように見えても、何かのファイルを取りに行っている、修復作業をしているなどWindowsイメージを修復するために必要な作業に時間がかかっていて、システムファイルチェッカーツールのDISMコマンドは正常に動作し続けていることも考えられます。

早まって何かしようとせずにDISMコマンドやWindowsが自動的に修復することを待つのも一つの方法

自分でどうにかできる方は、Windowsの上書きインストールや再インストールなどを試してみるのも一つの方法だと思うのですが

私のように特にパソコンに詳しいわけではなくて、できればパソコンを買ってきたら自分で手を加えずそのまま使い続けたい場合は、上書きインストールは不具合がどうしても改善しない場合の手段として保留にして、最初から上書きインストールをしようとはせずに、とりあえず今やってみることは

  1. 何時間かかっても良いというつもりで、DISMコマンドが62.3%で止まったように見えても中断せずに24時間程度を目安に実行したまま放置してみる
  2. DISMコマンドを実行して62.3%で止まったら中断して再起動して「更新が進行中です。コンピューターの電源を入れたままにしてください」という更新を待って、気が向いた時にまたDISMコマンドを実行して、それでも62.3%で止まったら再起動時の更新をすることを繰り返して、DISMコマンドが100%まで成功する日を気長に待つ

現在、特にパソコンに大きな不具合を抱えていないのであれば上記2点で様子見してみるのも良いと思います。今すぐ壊れそうなくらい不安定であればOSの入れ直しを考えたほうが良いのかもしれませんが、今問題なくパソコンが動作しているのであれば自分であれこれどうにかしようとせずに気長に待ってみるのも一つの方法だと思います。

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